うまくいかないとき
「何をやっても評価されない、賞賛されない」と嘆く友人がいました。
さて、この人は「何をやった」のでしょうか?
答えは「相手が求めていない仕事」を行っていました。
職務上、業務効率化には有効な仕事だったのですが、そのシステムを構築するには結構な時間を費やします。たった一人で思い立って上司の許可が下りなかったのに、動き始めてしまった友人。残業三昧、一人で頑張っていました。周囲の同僚にも「何しているの?」と言われながらも黙々と構築してきました。
それが形になった頃、上司がそのシステムに気づき、それを利用しながら運用をし始めました。
そこで友人は上司にアピール。
しかし人事考課では微妙な評価。そもそも残業し過ぎと注意を受けて注意を受けてしまったと。
友人はとても憤慨していました
「身を削って頑張っているのに!」
確かに友人は体調を崩し気味でした。
ここまで頑張って便利なシステムを構築したのに評価されないのは確かに辛いですね・・・。
「努力や頑張ること」を「評価」に繋げる場合は注意が必要です。
特に会社での「評価」とは自分以外の人がするものです。
知人は部内の効率化を考え、実行したのですが、上司が「必要ない」と判断したものを構築してしまったのです。
極端な言い方をすると上司に歯向かい暴走してしまったのです。
企業内においては特に「相手のニーズを掴む」「協調性」ことは必須だと思います。
友人は決して悪い仕事をしたわけでは無いのですが
○ニーズ・・・企業はそこまでの「効率性」を求めていなかったこと。
○協調性・・・誰も説得できず、協力を仰がず始めてしまったこと。
この大きな2点が欠けていたことによって「評価」に繋がらなかったと思われます。
あなたも「何をやってもうまくゆかない」なんて感じてしまった時は、あなたの視野が狭くなってしまい、ひとりよがりになってしまっている時かもしれません。
周りの親しい人に話して意見をもらうことで新たな手段や視点を手に入れ、回避できるかもしれないですね。
ひとは一人では生きているのではなく、関わりかたは様々ですが支え合って生きています。
心の扉は閉じないように少しだけ開けておく意識がポイントかもしれません。