ハミングブログーcolorfulbeans

現在、行徳でこどもお絵描き教室展開中!日々思ったことをつづっています。

ビックになりたい人

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人材紹介・派遣会社で働いていた時代があります。求人企業営業から求職者紹介まで一人で担当するので売り上げを確保しておけば特に行動制限はありませんでした。

 

仕事は求人サイトに募集をかけ、登録面談するのも仕事の一貫ですが専門職特化型の人材企業で基本的に実務経験者のみの扱いなので未経験者は応募されても紹介ができないので、「お祈り(ごめんね。だめなの)」返信をして登録面談に至りません。

 

しかし、面談だけでもしてほしいと、たまにやたら粘る方がいます。

そこで、無理のない時間帯で時たま面談だけをしていました。

 

「異分野でも仕事を見つければ、いつかその方が昇進して求人出してくれるかも」ちょっとした下心があったので(笑)

 

 

そこでお会いするかたは、なかなかのインパクトがある方が多かったです。

 

 

その中でも印象的だったのは

「ビックになりたい」人でした。

 

バブル時代も去り。すっかり大人になってそのような言葉をあまり聞かなくなる中で、少し懐かしさを感じてしまいました。

 

経歴を見る限りは私の取り扱い業界とは無縁に近い状態。

今で言う第二新卒くらいだったかな?

 

 

面談ではまず、はどんな「ビック」な構想なのか?を早速聞いてみました。

 

「カッコイイ外車を乗り回す」

「海外を行き来するグローバル生活&仕事」

 

なんと!具体的に希望が出てきたことにも感激しました。

 

これまで私が出会ってきた

「ビックになりたい人」は

「なにかで一発当て大儲け」

 

その「なにか」が気になり、発言する人によく質問していましたが全然でてきません。

 

出てきてもギャンブル系・・・。

仕事ではない「なにか」が多い印象でした。

 

よって私には「グローバルな生活&仕事」は、とても具体的に聞こえました。

 

残念ながら私の扱っている業界で「グローバル」は、かなり狭き門ではあります。そこで業界の概要を説明し、海外での活躍は現状難しく、大儲けほどには行かないことを説明した後に、改めて本人のイメージに合い「ビック」に近づけるお仕事の相談・アドバイスを行いました。

 

 

面談を終えて数週間後、

メールが届きました。

その方が商社に就職したとの連絡でした。

 

詳しい本文は失念しましたが、本人の描いていた海外との取引があり、扱う商品も本人が関心が高いものでアクティブに頑張れそうだと嬉びに満ちた内容と、その方は当時、いくつか人材企業の面談したがどこも相手にしてくれなかったとのこと。聞いてくれて、夢を具体的にすることが出来たので嬉しかったとのことでした。

 

確かに経歴を見ると会社員よりもバイト経歴が多かったので仕方ないのかも知れません。人材企業は求人企業にで要望にあった確実な人を提案したいです。私も一度お断りをしていますしね。

 

 

現在は人材業界を離れてしまいましたが、

その方が悠々と外車を乗り回していることを願っています。

 

 

 

「ビックになりたい」と発言する人には

期待したいです。

特にこの時代、安定・堅実が第一になってきている感じがします。もちろん生活する上でとても重要なことです。

その中で夢を創造して挑戦できる人を表している言葉なんじゃないかな?と思います。

 

そして、

その夢の相談できる場が

もっと増えればいいな。

とも思います。